健康
健康保険についての情報は、「Overseas Student Health Cover
(OSHC-留学生健康保険)」のページをご参照ください。
身体的な健康を維持することで、精神的な健康や学習能力にも良い影響があります。30分の適度の運動を週に5回生活に取り入れることを目標にしてください。適度の運動により、ストレスを発散し、落ち込んでいる時でも気分を盛り上げ、エネルギーを出すことができます(運動する前には、そのような気分になれないかもしれませんが)。運動すると、学習のために頭をすっきりさせることができます。また、友達と交流する機会や新しい友達を作る機会にもなります。
定期的に運動することにより、夜中にぐっすり眠ることができるようにもなります。毎晩質の良い睡眠がとれないと、エネルギーがなくなり、イライラしやすくなり、学習に集中することが難しくなってしまうので、定期的な運動は重要です。また、質の良い睡眠がとれない状態が長期間続くと、病気になりやすくなり、普段なら気にならないことで気持ちが落ち込んでしまうこともあります。
学生生活は、質の良い睡眠を確保するのが難しい期間でもあります。授業に出席しながら社会生活まで充実させるのは、難しい場合があります。何もかもしようとした時に、一般的に学生がまず犠牲にするのが睡眠時間です。ただし、規則正しい睡眠パターンを確保する秘訣は、いくつかあります。
- 目が覚めたら「あと5分だけ」と思わずに、すぐにベッドから出る。また、なるべく毎日同じ時間に起きる。
- 午前中に運動をする。屋外で新鮮な空気を吸いながら運動するのが好ましい。
- 日中に昼寝をしない。昼寝をしてしまうと、夜の寝つきが悪くなる。
- 夜更かししない。また、なるべく毎晩同じ時間に就寝するように心がける。就寝する前に、30分ほどのリラックス時間を設ける。
- ベッドで勉強しない。ベッドは寝る場所でなく勉強する場所であると脳が思い込んでいます。
- 就寝前の2、3時間は、喫煙や飲酒を避ける。睡眠に関する問題がある場合は、医者(GP:一般開業医)に相談してください。質の良い睡眠を確保するその他の秘訣を教えてくれる場合があります。
栄養摂取
健康に影響を与えるもう一つの要素は、食生活です。学生生活では、健康的な食生活を送ることが難しくなる時もあります。図書館から友達の家に向かう途中で、軽食を買って食べるのは便利かもしれませんが、長い目で見ると、自分にとって有益などころか有害です。健康的な食生活は、健康状態やエネルギーを向上させ、体に十分なエネルギーを与え、免疫システムを改善し、集中力を高めます。
- 毎朝、朝食を食べる。朝食は、1日のスタートとして新陳代謝を高め、エネルギーを与えてくれます。
- 新鮮な果物と野菜を多く摂取する。オーストラリアの気候は多様なので、多くの種類の食物が育ちます。また、オーストラリアで生産された食物は世界でも最高品質です。ぜひこの利点を活用してください。
- 1日を通し、たくさんの水を飲む。体が脱水状態になると、疲労感や頭痛、集中力の欠如、その他健康的な問題が発生します。
- ベジタリアンである場合は、十分な必須栄養素を必ず摂取すること。肉や動物由来成分の代わりとなる食べ物について、GPや栄養士に相談することができます。
- ファーストフードやチップス、チョコレート、ビスケット、ジュース、ソーダなどは、適度に楽しむ。
栄養ついての詳細情報は、www.nutritionaustralia.org からご確認ください。
性的健康
男女の付き合いや避妊に関して、オーストラリアはとても自由な国です。オーストラリア国内のHIVおよびAIDS感染者率は、とても低いですが(人口の約0.1%)、性感染症(STI)、特にクラミジアや淋病の感染者率は上昇してきています。こうした感染症や望まない妊娠は、常にコンドームを使用し、性交の相手を制限するか、単純に性交しないことで、予防することができます。また女性は、妊娠を防ぐために避妊用ピルを服用することもできます。ただし、避妊ピルでは、STIを防ぐことはできません。
コンドームは、スーパーマーケットや薬局(ファーマシーやドラッグストア)で、購入することができます。コンドームは安価で、購入したい方なら誰でも購入することができます。避妊用ピルは、購入する前にGPに処方箋を出してもらう必要があります。
コンドームを使用するように相手に主張する権利があることを常に覚えておいてください。また、付き合っている相手に対しても、性交を拒否する権利はあります。また、お酒を飲んでいる時に、ガードを緩めないように気を付けてください。性的暴行の被害者になったと思った時は、学校のカウンセラー、電話番号13 11 14の「ライフライン」などのコミュニティー団体のカウンセラー、または、警察に相談してください。
カウンセリングと心の健康
多くの教育機関が、資格を有する登録されたカウンセラーによる無料のカウンセリングサービスを提供しています。カウンセリングサービスは、秘密厳守で、様々な分野における問題を相談することができます。こうした個人カウンセリングでは、ホームシック、やる気の欠如、鬱、嫌がらせ、学習能力についてなど、あらゆることを相談することができます。また、必要な場合は、学校外の専門家による援助を手配することもできます。
「ライフライン」は、訓練されたボランティアカウンセラーによる電話でのカウンセリングサービスを提供しています。ご自身または知り合いが感情的なサポートを必要としている場合、または困難な状況に置かれている場合などは、13
11 14に電話してください。「ライフライン」は、常時1日24時間対応しており、オーストラリアのどこからでも電話することができます。
誰でも「ライフライン」に電話することができます。電話カウンセラーは、問題の大小にかかわらず、いつでも相談に乗ることができます。カウンセラーは、相談者が困難な状況に置かれている時、気持ちが沈んでいる時、アドバイスが必要な時などに、心理的サポートを提供できるように訓練されています。また、その他の利用可能なサポートサービスについての情報も提供しています。
www.lifeline.org.au や www.beyondblue.org.au から、自己解決のためのリソースや情報を入手することもできます。
医療サービスの利用
1学期間(1セメスター)以上オーストラリアに滞在する方は、何らかの理由で病院に行かなければならない可能性があります。オーストラリアの医者は、高い能力を備え、優れた教育を受けているので、安心して病院に行ってください。清潔で衛生的な環境で、優れたケアを受けることができます。
医療の種類
他の国にいる時とは異なり、オーストラリアでは、命にかかわる事態でない限り、救急治療室(ER)
に助けを求めないでください。毎晩、風邪や些細な流感や怪我、頭痛などを理由に訪れる患者で病院の救急治療室が混雑します。これは、医者や看護師に大きな負担となり、本当に緊急な処置を必要としている人の命を危険にさらしてしまうことになります。
一般開業医
一般開業医(GP)は、市民が最も頻繁に相談する医者です。GPは、命にかかわるものでないあらゆる症状に対処します。これには、ウィルスや風邪、流感、感染などの、日常生活において病気と見なされる一般的な症状が含まれます。GPは、血液検査や尿検査をしたり、注射を打ったり、縫合やあざの除去といった小規模の手術を施したりすることができます。また、婦人科検診を行うこともできます。
GPは、とても個人的な質問や少し話すのが恥ずかしいような質問する場合もありますが、真実を答えることが重要です。正直に話すと、GPもより正確な診断を下して、適切な医療処置を施すことができます。医者に話したことについては完全に秘密が保持されるということを覚えておいてください。ただし、特定の医者に対して居心地が悪いと感じたら、他の医者に診てもらうように要請することもできます。
GPに診てもらう必要がある場合は、電話帳の「イエローページ」(www.yellowpages.com.au)で、近所のGPを検索することができます。予約を入れる必要がある場合もあります。通常、GPが患者の家に訪問することはありません。また、予約時間外に患者に定期的に連絡をとることもありません。GPは、(surgeryと呼ばれる)個人診療所では、数人のGPが診療しています。医療センターでは、5人から6人のGPが診療しています。GPが提供する医療サービスは、個人診療所でも医療センターでも同じです。どの医者も優秀な資格を得ており、完全な秘密厳守で対応してくれます。ただし、個人診療所と医療センターで多少異なる部分もあります。以下の表は、その違いの例です。
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個人診療所
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医療センター
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事前に予約を入れる必要があります。電話をしたその日に診療されない可能性もあります。
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予約は必要ではありません。
いつでも行くことができ、リストに名前を記載し、名前が呼ばれるまで待ちます。2、3時間待たなければならない場合もあります。
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GPに医療費を支払う必要があります(費用は様々です)。
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医療センターでのGPサービスは無料です。
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毎回同じ医者に診てもらうことができます。ですから、GPが患者の医療歴に精通するようになります。
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行くたびに違うGPが診療する可能性があります。つまり、行くたびに医療歴を話さなければならない可能性があります。
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通常、平日の労働時間にのみ診療を行っています。
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毎日延長診療されています。
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通常、病院で診察してもらう費用の一部は、OHSCによりカバーされます。ただし、診察時に費用を自分で支払わなければならず、後日、OHSCプロバイダーに費用の還付を要求しなければならない場合もあります。
専門医
眼科医や足治療医、皮膚科といった専門医の診察が必要になる場合もあります。一般的に、GPからの紹介がなければ、専門医に診察してもらうことはできません。専門医による診察は、GPによる診察よりも費用がずっと高くなりますが、一部費用が「Overseas
Student Health Cover(留学生健康保険)」プランでカバーされる場合がありあます。
専門医は、患者の状態を診察し、治療計画を立てます。診察には検査を伴う場合もあります。通常治療のためには数回専門医に診てもらう必要があります。
救急医
救急(ER)医は、病院で命に関わる深刻な怪我や病気に対処します。万一、救急医に診察してもらうことになった場合には、救急医は優れた治療を施してくれます。ご自身またはお友達に緊急治療が必要となった場合は、000に電話してください。状況によっては、病院に行くように指示される場合もありますし、救急車がかけつける場合もあります。救急車に乗っているスタッフまたは救急医療隊員が、病院へと向かう間に救急処置を施してくれます。
処方薬
日本からオーストラリアに薬を持参しなければならない場合、医者が作成した医療記録と処方箋を一緒に持参してください。オーストラリアで同じ薬を購入しなければならないことが分かっている場合は、処方箋を英訳したものを持参し、オーストラリアの医者に提示できるようにしておいてください。「Therapeutic
Goods of Australia(オーストラリア治療製品)」のウェブサイト www.tga.gov.au の「Travellers」のセクションで詳細情報を入手することができます。
オーストラリアのGPが、日本の医者とは異なる薬を処方する場合もあります。通常、流感や腹痛などの症状の場合には、薬は処方されませんが、鎮痛剤や解熱剤を薬局(ドラッグストアまたはファーマシー)またはスーパーマーケットで購入することができます。
患者の症状に薬が有効であると診断した場合、GPは処方箋を出します。処方箋には、患者の詳細、GPの詳細、および患者が受け取る必要がある薬の名前と分量が記載されています。薬をもらうには、この処方箋を薬局に持って行かなければなりません。オーストラリアでは、GPが直接薬を出すことはありません。
薬局で薬をもらったら、薬を受け取ったことを証明するために受取のサインをし、薬の代金を支払う必要があります。薬の代金は薬によって異なりますが、薬剤師がノーブランドの薬を勧める場合があります。ノーブランドの薬は、通常、ブランドの薬よりも安価です。ノーブランドの薬を購入するか、処方箋に記載されたブランドの薬を購入するかは、個人の選択次第です。薬に含まれている活性成分は同じで、パッケージと費用が異なるだけです。
薬を家に持って帰ったら、薬剤師が薬に添付した指示書に従うことが重要です。指示書には、薬の服用量(どれだけ服用すべきか、どのくらいの頻度で服用すべきか)についての情報が記載されています。この指示書に従わないと、症状が悪化する場合もあります。さらには、過剰服用してしまう可能性もあります。
薬について何か質問がある場合は、薬剤師に質問するか、「メディスン・ライン」1300 888 763に電話してお問い合わせください。
薬を手渡すオーストラリアのシステムは、厳格で柔軟性がないと感じるかもしれませんが、オーストラリアの医者が患者の健康を重要だと思っていないということではありません。実際、その反対です。オーストラリア政府は、このような厳しい規則と制限を課すことで、人々の健康を守り、処方薬の乱用を困難にしています。
歯科医
オーストラリアで必要となる可能性のあるその他の医療は、歯科医療です。電話帳の「イエローページ(www.yellowpages.com.au)」で、お住まいの地域の歯科医を探すことができます。通常、歯科医による診療には費用がかかり、高額になることもあります。OSHCが、治療費の一部を負担する場合もあります。OSHCの契約書をよく読み、どのような種類の歯科治療がカバーされるのかを確認してください。
詳細情報
以下のウェブサイトから、オーストラリアの医療サービスについての詳細情報をご入手ください。