仕事探し
オーストラリアで仕事を探す方法はたくさんあります。地元の新聞や、www.seek.com.au、www.careerone.com.au 、www.mycareer.com.auなどのウェブサイトで求人広告を見つけることができます。
また、通っている学校の就職課や学生センターに問い合わせることもお勧めします。留学生を雇う地元の企業に関する情報がある可能性もあります。また、地元企業が、学校の掲示板やその企業のお店などに求人広告を掲載している場合もあります。求人募集の広告を常に探しておくようにしてください。
仕事探しのその他の方法は、口コミによるものです。つまり、友達に紹介してもらう方法です。友達に、自分が仕事を探していることを伝えておくことは、良いアイディアです。新たなスタッフを探している企業を知っている可能性もあります。少なくとも、学生が興味のある分野の求人広告を見たら知らせてくれます。
留学生が就く仕事の種類
多くの留学生が、小売業や接客業、事務職の仕事をします。給与は、仕事の種類と年齢によって異なります。また、自分が専攻している学問分野の母国語での家庭教師も、お金を稼ぐ良い方法です。日曜日や祝日に働く方が、給与が高い場合があります。ただし、オーストラリアでの最優先事項は、学業であることを忘れないでください。アルバイトをすることを決めた場合は、学業との両立ができると分かるまで、就労は2、3時間に留めておいてください。
仕事への応募
応募したい仕事の求人募集広告を見つけたら、おそらく履歴書(CVまたはレジュメ)を提出する必要があります。履歴書に記載する職歴は、皆さんのスキルを雇用者にアピールするためのものです。職歴、スキル、経験、過去の職場で行っていた仕事の詳細の概要を記す必要があります。
履歴書を記載するのに、2、3時間かかる場合もありますが、実際のところ、雇用者は、ほんの2、3分かけて履歴書に目を通し、さらに詳しく読むか、次の履歴書に移るか決めます。したがって、履歴書は、他の履歴書より目立つように作成する必要があります。
- 論理的な順序で履歴書を整理する。個人情報の詳細および連絡先を最初に記載し、職歴を次に記載し、学歴およびスキルをその次に記載する。英語以外の言語を話せる場合は、それらの情報も記載する。
- 雇用者が必要な情報を素早く見つけられるように、各項目に見出しを付ける。
- 雇用者が必要としているスキルを持っていることを知らせるのに十分な情報を提供する。詳しい情報は、面接で知らせることができる。
必ず募集締切日までに履歴書を提出してください。
履歴書に記載すべきでない事項
オーストラリアで受け入れられる履歴書の書き方は、自国における履歴書の書き方とは違うように思われる場合があります。以下は、履歴書を記載する際の注意事項です。
- 自分の身長や体重、配偶者の有無や宗教は記載しない。
- まだ多くの人が記載しているが、年齢や誕生日を記載する必要はない。
- 顔写真を添付する必要はない。
- 希望する給与の額や手当などを記載しない。
- 職歴やスキルについて、虚偽の情報を記載しない。
面接
面接を受けることが可能になった場合、以下の事項について覚えておいてください。
- 履歴書を読み直して、自分が記載したことを全て裏付けることができることを確認しておく。
- それぞれの質問を注意深く聞き、適切な返答をする。
- 特に英語が第二言語の場合、質問を理解できなかった時は、礼儀正しくもう一度言ってくれるようにお願いする。
- きちんとした服装を身に着ける。
- 平静を保つ。
仕事を獲得することができなかった場合、次回に備え、面接でのパフォーマンスを向上できるように、雇用者にフィードバックをもらうようお願いすることを覚えておいてください。
仕事の開始
新しい雇用者の下で仕事を始める前に、自分のする仕事、自分に何が期待されているのか、および給与の金額について明確に理解しておくことがとても重要です。また、食事休憩、完全なタイムシート(自分が勤務した時間の記録)、仕事に行けない場合の対処、仕事を始める前に受けなければならない訓練があるかどうかなどの情報を聞いておく必要があります。
理解できないことがあれば、雇用者に詳しい情報を求めるか、「フェアワーク・オンブズマン」に問い合わせてください。
仕事の開始に関する詳細情報は、以下のウェブサイトからご確認ください。
給与
労働者は、少なくとも、その年齢と職種に該当する標準賃金(最低賃金)を受領する権利があります。標準以上の給与を支払う雇用者もいます。オーストラリアの全国労使関係制度の下で労働者に支払われる最低賃金は、毎年「フェアワーク・オーストラリア」により検討されています。雇用者および従業員は、現在の最低賃金よりも低い賃金の支払いに合意することが禁止されています。現在の連邦政府の最低賃金(2008年10月1日時点)は、税引き前のA$14.31/時間です。
オーストラリアの最低賃金については、www.fairwork.gov.auから詳細をご確認ください。
また、以下の事項に留意する必要があります。
- 雇用者は、出勤した全ての時間について、正確な額の賃金を支払わなければなりません。
- 雇用者は、定期的に賃金を支払わなければなりません。パートタイムまたは臨時雇いの従業員には多くの場合、勤務した時間に対し、週ごと、または2週間に1度の割合で支払われます。つまり、給料は前払いではなく後払いということです。
- 給与明細書には、雇用者の情報(オーストラリアのビジネスナンバー(ABN)を含む)、給与支払い対象となった勤務時間、支払われた所得税額、退職年金積立金、および給与の額が記載されていなければなりません。
- 雇用者は、支払わずに帰ったお客さんが払うべき額を従業員の給与から差し引いてはなりません。
- 試用期間の労働に対しても給与は支払われなければなりません。
- 祝日に勤務した場合、その日の分の給与の額が割増しされる場合があります。また、週末に勤務した場合にも、給与の額が割増しされる場合があります。
退職年金制度(Superannuation)
留学生としてオーストラリアで働き、1カ月にA$450以上給与が支払われる場合、退職年金制度(superannuation)の対象となる可能性があります。通常、雇用者は、従業員のために退職年金もしくは退職貯蓄として、資金を積み立てておくことが法律で義務付けられています。この法的制度は、「退職年金保証制度(Superannuation
Guarantee )」と言われています。
おそらく雇用者は、特定の退職年金プロバイダーと締結を締結していると考えられますが、従業員が異なるプロバイダーを選択することもできます。オーストラリア税務局(ATO)のウェブサイト www.ato.gov.au
から、退職年金プロバイダーに関する詳細情報および、プロバイダーの変更の仕方についての詳細情報をご確認ください。
該当する場合、帰国の際に、退職年金を受け取る資格がある可能性があります。退職年金の支払いは、「Departing Australia
Superannuation
Payment(DASP-退職年金積立金支払い)」と呼ばれます。ATOのウェブサイトからオンラインで、DASPを申請することができます。
シフト(交代勤務)
職場での勤労時間は、一般的に「シフト」と呼ばれます。従業員は、あらかじめ決められた曜日および時間に出勤しなければなりません。
- 連続5時間以上勤務した場合、給与の支払い対象とはならない休憩時間が与えられなければなりません。
- 従業員は、勤務表に記載されている時間に、仕事を開始し、終了しなければなりません。
勤務時間外労働をする場合、まず、マネージャーまたは雇用主に許可をもらい、その分の手当を受け取る必要があります。
雇用関係の終了
仕事を辞めることを決めたら、雇用者に適切な通知を提出しなければなりません。つまり、実際に仕事を辞める日の、適切な日数以前に、退職したい旨を公式に通知する必要があります。何日前に通知しなければならないかは、各雇用条件によって異なります。
従業員が雇用関係を終了させる場合は、法律で認められる理由が必要です。従業員が病気や怪我で一時的に勤務できなかったことや、従業員が雇用主に苦情を訴えたこと、従業員の性別、人種、国籍、政治信条、配偶者の有無、身体的障害または精神的障害を理由に解雇することはできません。
従業員が退職することを決めた場合、全ての勤務時間に対する正確な給与の支払いが行われたかどうかを確認する必要があります。支援が必要になった場合は、www.fwo.gov.au
から、「フィエアワーク・オンブズマン」にお問い合わせください。
納税申告
留学生として、オーストラリアの納税制度の影響を受ける場合があります。
オーストラリアで就労する場合、オーストラリア税務局(ATO)から、「タックス・ファイル・ナンバー(TFN)」を入手する必要があります。申請する際は、ATOのウェブサイトまたは「オーストラリア・ポスト・オフィス」から入手できる申請用紙に記入してください。就労可能なビザを持っている場合は、ATOのオンライン登録システムを使用することができます。ご自分の氏名、現住所、誕生日を記載する必要があります。また、オーストラリアに到着する日、現在保持しているパスポート(現在の入国許可証)、通う予定の学校により発行された学生証やまたは入学許可確認書などの入学許可証明書を提出しなければならない場合もあります。
雇用者が従業員に給与を支払う場合、該当する税率区分(支払わなければならない税額は、収入によって決まります)に従い、従業員の賃金から税金を差し引かなければならないことが法律で定められています。オーストラリアで就労する場合、登録されている納税管理人を介して、もしくは、自分自身で、所得税申告をする必要があります。所得税申告を自分で行うことができる場合は、「e-tax」が、払い戻しを受ける最も手軽な方法です。「e-tax」では、ほとんどの場合、14日以内に税金が還付されます。「e-tax」は、ATOのウェブサイトからダウンロードすることができます。オーストラリアの税年度は、7月1日から6月30日までです。通常、個人による納税申告は、10月31日が申告締切日となっています。納税申告の結果によっては、税金の還付を受ける場合もありますが、追加税を支払わなければならない場合もあります。
以下の表は、最低賃金および週20時間(就学期間中に労働許可される最大時間)の労働を基準とした週ベースの税額の見積もりです。
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A$14.31(最低賃金)x 20時間/週
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A$286.20
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A$6,000を超えた後のA$1
につき、15cの税金(2009年~10年の年収A$6,001~A$35,000に該当する税率区分)
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A$25.62
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税引き後の純支払
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A$260.58
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(2010年4月時点における最低賃金および税率を基にした例)
タックス・ファイル・ナンバーおよび該当する税率、納税申告についての詳細情報は、電話番号13
28 61のATOにお問い合わせください。または、ウェブサイト www.ato.gov.au をご確認ください。