序説
オーストラリアを旅する人にとって、現金化などお金に関する問題は特にないでしょう。トラベラーズチェックの現金化が行える銀行と同じく、自動預け払い機(ATM)は国内のほとんどの町や都市にあります。オーストラリアドルは、米ドルやユーロのような主要な国際通貨にたいして、ますます競合性が高くなってきました。したがって、国は以前と比べて経済的なことにきびしくならなくなってきたのです。食料品や住居費などの日常生活費はまだかなり割高です。しかし、国内面積が非常に広いため、オーストラリアでいろいろな場所を見たいと思っている旅行者にとって最も高くつくのは交通費でしょう。
ATM、エフトポス(電子決済POS),クレジットカード、銀行口座
オーストラリア国内中に、ANZ、コモンウェルス、ナショナル、ウエストパックその他加盟銀行があり、24時間ATM(自動預け払い機)が使用できます。ほとんどのATMは他の銀行で発行されたカードが使用可能で、国際的なネットワークで結ばれています。Eftpos(電子決済POS)は、多くのオーストラリアのビジネスで採用している便利なサービスです。銀行カード(クレジットカードやローンカード)を使ってサービス代金や購入代金の直接決済をおこなう仕組みです。
VisaやMasterCardなどのクレジットカードは、銀行窓口やATMでのキャッシングサービスもふくめ、幅広く使用できます。Diners Clubや American Express (Amex)などのクレジットカードはあまり使えません。
本国到着6週間以内であれば、海外からの旅行客も地方銀行で簡単に口座を開設できます。パスポートを提示し住所を銀行に提出するだけで、口座を開設することができ、あとで銀行からATMカードが送られてきます。申し込みから6週間後に、パスポートや出生証明書か写真付の国際運転免許証など身分証明(ID)になるものを提出する必要があります。
通貨と両替
オーストラリアの通貨は、オーストラリアドルで、1オーストラリアドルは、100セントです。硬貨には、5c, 10c, 20c, 50c, $1と、 $2があり、紙幣には、$5, $10, $20, $50と $10紙幣があります。値段は、セントの単位で表示されることが多いのですが、支払いの段階では5セント未満が四捨五入されます。
外国通貨の両替やトラベラ-ズチェック(以下を参照)の現金化は、オーストラリア中の銀行や、主要都市部にあるTravelexやAmex等の認可済みの両替所では、大抵問題はないでしょう。
税金と還付金
物品サービス税(GST)は、すべての商品とサービスに一律10%課せられる税金です。GSTは、居住費、外食費、交通費、書籍代、家具類、衣料品等に課せられます。しかし、基本的な食料品(ミルク、パン、果物、野菜)は例外として、非課税です。オーストラリア到着、出発の国際航空料金や船舶料金については、GSTは非課税となります。また同様に、非居住者がオーストラリア国外で購入した国内便航空料金も非課税です。
ツーリストリファンドスキーム(TRS)により、オーストラリアを出国する30日以内に、1ヶ所の店で購入した新品または中古品の品物の合計金額が最低300ドルを超えるものには、支払ったGSTの払い戻しが受けられます。詳細につきましては、オーストラリア通関事務局、1300 363 263もしくは 02 6275 6666まで電話でお問い合わせになるか、ウェブサイトオーストラリア政府税関 を御覧ください。
トラベラーズチェック
オーストラリア国内では、国際提携クレジットカードやデビットカードが便利に使えるので、トラベラーズチェックはあまり使用されません。しかし、Amexや Thomas Cook、他の知名度の高い国際ブランドのトラベラ-ズチェックの現金化は簡単に行えます。トラベラーズチェックを現金化するときには、身分証明としてパスポートを提示する必要があります。
買い物時のマナー
オーストラリアでは、あまり値引き交渉の習慣はありません。ただし、中古品市場での買い物や、1つの店で新しい服を棚ごとそっくり買う場合などは、小額の値引き交渉を行ってもお店の人の気分を損ねることはありません。
オーストラリア、特に大きい町のカフェやレストランでは、チップはさらに一般的な習慣になってきています。チップの金額は、通常料金の10%です。チップを置かなくても、気まずいことにはなりませんが、タクシーに乗ったときは、チップを渡すと大変感謝されるでしょう。
ただで楽しめるオーストラリア
低予算のツアーをお考えの方には、無料もしくはほとんどお金がかからずに参加できる活動があります。原始的な国立公園の中を歩いていくと,驚くようなオーストラリアの自然の美しさや動物たちが見られます。ぜひ500ヶ所以上ある公園を訪れてください。果てしなく続く浜辺にそって散策したり、素敵な市場での人間観察。入場無料のギャラリーや博物館で、オーストラリアの素晴らしい芸術や文化遺産を鑑賞したり、(「文化」の章を御覧ください)夏、国中のビーチで行われるサーフィン人命救助大会などのオーストラリアの代表的なお祭りに参加してみてください。無料または格安で参加できることはたくさんありますので、これは学生料金になるかなどと考えなくても十分楽しめることがあります。
留学中の労働
学生ビザを持つ留学生は、コース開始後に就労許可申請を行うことができます。就労許可付きビザの交付を受けた学生は、学期中はアルバイトを週20時間まで、休暇中はフルタイムで働くことができます。また、学生の家族が週に20時間まで就労する許可を申請できる場合もあります。修士または博士課程の学生、もしくはAusAIDまたは防衛庁後援の学生の場合、家族が就労時間の制約なく働くための認可を申請できる場合があります。修士または博士課程に留学している学生の家族は、その学生がコースを開始した証明となるものを教育機関から取得しなければなりません。特定の状況では、学生の扶養家族にも就労が許可される場合があります。詳細については、オーストラリア留学中の就労をご覧ください。